展覧会概要
展覧会名 ふるさと再考-田中冬二と3人の作家たち-
会期 2020年4月18日(土)―8月30日(日)
休館日 月曜日(但し8月10日は開館)8月11日・12日
開館時間 午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
観覧料 一般500円(400円)、高校・大学生400円(300円) 中学生以下無料
*( )内は20名様以上の団体料金 *障害者等手帳をお持ちの方と付き添い1名は無料となります(受付で手帳を提示してください)
主催 黒部市美術館
共催 北日本新聞社
協力 黒部市立図書館、黒部市立図書館宇奈月館、生地温泉たなかや
後援 北日本放送、富山テレビ放送、チューリップテレビ、みらーれTV、新川コミュニティ放送
会場 黒部市美術館 〒938-0041富山県黒部市堀切1035 TEL/FAX 0765-52-5011
問合せ先 同上
展覧会内容
詩人 田中冬二(1894-1980)は福島県出身でありながら祖父母のいた富山県黒部市生地を“ふるさと”と呼び慕い、同地を舞台に多くの詩を残しました。繊細で美しく、洗練された言葉によって紡ぎ出されるそれらの詩は、今なお新鮮な印象を私達に与えます。本展では氏の詩作品や資料とともに現代に生きる3名の作家を紹介します。作家達はそれぞれ氏の姿を追うように、同地を訪れ作品を制作しました。田中冬二の残した言葉を起点として、“ふるさと”の姿を多角的な視点で捉え、再考します。
作家略歴
田中冬二 Fuyuji Tanaka *資料展示のみ
1894年福島県生まれ。本名吉之助。黒部市生地出身の父を持つ。銀行員として働く傍ら詩作を続け、1929年第1詩集『青い夜道』刊行、翌年詩集『海の見える石段』で詩人としての地位を確立し、1962年詩集『晩春の日に』で高村光太郎賞を受賞するなど活躍した。1971年日本現代詩人会会長就任。1977年勲四等旭日小綬章受章。1980年逝去。
アーロン・ジョセフ・セワード Aaron Joseph Sewards
1982年英ブライトン生まれ。ブリストル、ウェストイングランド大学でアートを専攻。何気ない日常の風景を写真に収め、水彩で描く。2012年Jerwood drawing賞入選。「個展 THE RINGS OF SATURN- Toyama watercolors and abstract works」(スケッチ/富山/2016)他、東京、イギリス、ベルギー、ドイツ、カナダで作品展を行う。
オカサトシ Satoshi Oka
1987年富山県生まれ。他称抽象化愛好家自称。文字列やイラスト、画像・動画を用いた作品は、心の拠り所を探し彷徨う氏の、砂漠に立てた標識である。主な作品に、詩集「そらける」、画像集「おかし」など。また展示では「本当はウソばっかし」(BOOKS f3/新潟/2018)、「レスポンスの為のコール展」(古本いるふ/富山/2019)
などがある。
柏井裕香子 Yukako Kashiwai
1983年富山県生まれ。2010年名古屋芸術大学大学院デザイン研究科クラフト研究専攻卒業。様々な染の技法で身体や記憶をテーマに作品を制作している。現在、富山県を中心に作品を発表。主な展示に「アーツ・チャレンジ2013」(愛知芸術文化センター/愛知/2013)、「個展 田と心」(シーラカンス毛利武士郎記念館/富山/2017)などがある