目先の利益が得か遠い先の利益が得か？

住宅を建てるときにファイナンシャルプランナーさんに個別に生涯のお金の計画を見ていただいた上で、無理なく現実的に家にかけられる予算はいくらくらいまでなのか資金計画が決まってから、それに合わせた図面を描くことが多いです。

その理由は人生計画をしっかり立てたうえで家をプランニングし建てるのとそうでないのとでは大きく違います。

人間は長寿になってきており老後の資金計画や、育児費用学費も高額になっていますし、車の維持や買い換え、家のメンテナンスやリフォーム費用、物価も毎年上がっていく予測すると、新築住宅にかけられる予算は限られているからです。

いくら豪華な理想の家が作れても後から予想しない出費が増え困ったり不幸を感じることにつながります、最悪は家を格安で売らなければいけなくなることもあり、多額の借金だけが残ります。

最初は単価を安く見せ過度な追加工事で予算をふくらましすぎるのも問題で追加借り入れしなければいけなくなったなどよくあります、手続きや手数料がかさみなおさら労力と出費が増えます。

生涯資金予測がつくと出費が来ても想定内なので安心感もあり心も平穏でいられます。

いまだに多くの会社は資金計画を立てずにプランニングをしている現状があり、うちに来られたお客様の多くは他社で大手も含め資金計画せずに図面が出来上がったのをもってこられることが多いです。　

建築会社からみたら資金計画予測を立ててしまうと、手間やすぐに話を進められないことや、建築にかけれる費用が下がり売上が落ちてしまうことに繋がりやすいので資金計画をされず、要望どうりまとめていくと、めいいっぱい借り入れしてしまっているケースがよくあります。

目先の利益を考えたら売り上げは多くなるほうがいいですが、家を造る目的はお客様の生涯の幸せのために作るということを考えたら、資金計画は大事ですし欠かせないものです。

大切なのは家以外も含めすべてかかる経費を予測した資金計画や追加工事も含めた予備費用も想定し、説明したうえで契約をする必要があり、うちではそうしており最後にお金をお返しすることもよくあります。

遠い先の幸せまで考えて取り組むことで信用から結果的に評判から依頼が増え利益につながっていきます。