【潜入!】まいぷれ小樽編集部が行く!
花園東三丁目町内会で行われている、新型コロナワクチン接種予約代行の様子を取材してきました!
花園東3丁目会の運営する「花三サロン」が予約会場になってます
小樽市でも高齢者を対象に新型コロナワクチンの接種予約が始まりました。予約には電話予約の他、インターネット予約もできますが、これが高齢者には難しいとも言われています。そんな中、町内の高齢者に向けてインターネット予約を代行するボランティアを花園東3丁目会が始めるということで、その模様を取材してきました。
取材してきたのは花園東3丁目会の運営する「花三サロン」。通常では地域住民の方向けにサロン活動を行っている場所です。
小樽市から送られてくるワクチン接種の案内
インターネットで接種予約する場合、スマートフォンやパソコンで予約サイトを開き、予め市から送られている接種券に記載されている番号と生年月日をパスワードに設定しログイン。希望の接種会場を入力し、空き状況を確認。希望の日時で摂取できる医療機関があれば予約を申し込んで、完了といった流れです。この作業を高齢者が行うのは困難なのでは? ということから花園東3丁目会の青年部が企画し、高齢者の予約代行を行うことになりました。
町内会に配布された案内のチラシ
小樽市内のワクチン接種が可能な医療機関は50件近く有りますが、かかりつけ患者優先などで全ての医療機関でインターネット予約が出来るわけでは無いようです。利用者さんからの要望も聞きつつ、近場で予約の取れる病院を探して、予約するといった流れで初日は6名の方が予約することが出来ました。この活動は6月13日までの土・日曜に開催されます。
まずは接種券に記載されている番号と生年月日を入力してアカウント取得します。
予約受付システムのログイン画面
予約が取れた病院名と日時を記載した用紙を利用者さんに渡して予約完了です。
『花三サロン』が地域の拠点として3年が経ち、サロン活動を通してようやく近隣住民の方へ浸透してきところです。 昨年から新型コロナウイルスの影響で大部分の町内会行事やサロン活動が中止となり、皆さんと顔を合わせる機会が激減しました。そんな中、ワクチン接種予約について電話が繋がりにくい、インターネットに不慣れな高齢者にはウェブ予約はハードルが高いなどのご意見をいただき、町内会の青年部でなにかサポートができないか協議を始め、今回の企画をスタートさせました。 たくさんの報道機関にも取り上げていただいたので、他の地域でもこういった取組みが拡がってくれれば良いなと思います。
メディアの取材を受ける青年部部長長の面野さん
今回の取材を通して、予約が成立した利用者さんの安心した表情が印象的でした。近所に住む若者がワクチン接種の予約を取ってくれることが安心感に繋がっているようでした。このような取り組みが他の場所でも広がっていくと良いですね!
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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