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【潜入!】まいぷれ小樽編集部が行く!

「落語って何?」という私が、落語を好きになった話。

小樽在住のフリーライター「タカマツミキ」さんの体験レポート

「本当に私でいいんですか?」

 

とある日、ライターとして活動している私が、今まで請け負ったことのない取材のお話が来ました。それが落語。なんでも、小樽が大好きな落語家が小樽の飲食店の2階で寄席を行うのだそう。

 

これまで落語というものに触れ合ったことがなく、取材へ行くのも「私でいいのだろうか?」と躊躇ったほど。

 

「初心者でも楽しめるのかどうか、記事にしよう!」とまいぷれ小樽の編集長に言っていただけたので、それなら!!ということで取材へ行きました。

 

しかし実際に行ってみると、「え、落語ってこんなに面白いの?」と今まで落語に抱いていた“初心者は楽しめないだろうな”という概念が吹っ飛んだのです。

 

先に言います。

 

落語はとても面白いです。右も左も分からない私が落語を聴き、声を出して笑うほど楽しめました。

三遊亭志う歌師匠ワールドが炸裂!笑いあり、涙ありであっという間のひとときに

今回私が取材させていただいた落語家は、三遊亭志う歌師匠。2017年「NHK新人落語大賞」受賞した落語家で、北海道小樽市をこよなく愛してくれているそう。

 

とにかく落語を聴く際のルールすら知らない私。

 

ですが、常連さんや店主が丁寧にルールを説明してくれました。

 

・スマートフォンはマナーモードではなく電源OFF(寄席によってはマナーモードでOKの場合も)

・聴いている最中の飲食は自由(音の出るものは控えたほうがいい)

 

と言っても基本的なのは上記の2点。

 

落語を聴く際は窮屈なルールはありません。落語って聴く側も、色々構えないといけないものかと思っていましたが、そんなことは全くなく、自由にリラックスしながら聴けるんです。私としては、ここの部分がとても意外に感じました。

 

そして落語が始まった瞬間、何も分からない私はとにかく周りの人を観察し、見様見真似状態に。(笑)落語を聴きに来られている方は、慣れている方が多いので初心者でも安心です。

 

師匠を拍手でお出迎えしたら、もうそのあとは三遊亭志う歌師匠ワールドが始まります。

 

落語を初めて聴いて驚いたのが、話している内容がびっくりするほど頭に映像として浮かぶんです。

 

人それぞれ異なるので、自分だけが見てる(想像する)映像ってのが面白い。

 

また、落語って面白い話だけかと思っていたんですよね。でも、思わずウルッとくる話もあり、泣きそうになるのを必死で堪えることも。

 

あっという間の2時間弱でした。

 

終わってみたら、落語を知らなかった私が、「落語って面白い!!!」と心の底から感じたことに自分でも驚き。

 

他の聴きに来ていた方とお話する時間があったので、このことを伝えると「三遊亭志う歌師匠が初めて聴く落語だと、本当落語にハマりますよ」と言われ、三遊亭志う歌師匠の落語にハマる人が続出なのにも納得。

 

いつもはピースをしない師匠がピースをしてくれました。

三遊亭志う歌師匠の落語に踏み入れたキッカケとは

落語会終演後、三遊亭志う歌師匠を囲む会があり、そこで少しだけお話が聞けました。

 

タカマツ:落語を始められたキッカケを教えてください。

 

三遊亭志う歌師匠:大学の落研(落語研究会)ですね。騙されて入って。そこから私の人生は音を立てて崩れました。大学3年間ずっとやっていたけど、結果的に中退して入門しましたね。まぁ、落語のキッカケは落研ですね。……実はね、競艇選手になりたかったんですよ。

 

タカマツ:え、競艇選手……!!?

 

三遊亭志う歌師匠:そう、だけど見事に競艇選手になる条件に引っかかって。身長も視力とかね。

 

ちなみに落語家と競艇選手って同じ部分があって。競艇選手って、各レース場へ行ったときエンジンを抽選するんですけど、アタリやハズレがある。気候や自分の乗り方などに合わせて調整していくんですよね。

 

落語も一緒で古典落語ってものがあって、上から教わるんだけど自分なりに変えていく必要がある。そう考えると、競艇選手と落語って同じ部分があるんですよ。

落語を始めたキッカケや競艇選手になりたかったお話、落語と競艇選手の意外な共通点などをユーモアたっぷりでお話してくれました。

会場となったのは花園にある「星の庵 風の色」

今回落語会の会場となったのが、花園にある「星の庵 風の色」という無国籍バル。2階に和室があり、三遊亭志う歌師匠の落語会が定期的に開催されています。

「星の庵 風の色」は、地元の人はもちろん旅の人も多く訪れる隠れ家的お店。嵐山新地に迷い込んで、小さなはしご旅が楽しめますよ。懐かしさが感じられる雰囲気で、夏にはお店の外にホッピーガーデン(テラス)を開放し、美しい夜空の下で美味しい料理やお酒が楽しめます。

次回開催の「三遊亭志う歌 落語会」は9月15日(水)

今回は2021年7月21日に開催された「三遊亭志う歌 風の色 独り会」について、ご紹介しました。次回開催は2021年9月15日(18:30開場/19:00開演。囲む会は21:00頃~)を予定しているそうなので、落語に興味がある人はもちろん、私のように「落語って何?」という人も、楽しめると思いますよ。詳しくは「星の庵 風の色」までお問い合わせを。

 

 

星の庵 風の色

北海道小樽市花園1-8-20

080-5581-1822

 

 

この記事を書いた人

タカマツミキ

小樽市在住のフリーライター。自身の経験をもとに、Web媒体での執筆や地方新聞でコラムを連載中。趣味はキャンプ・料理・オフロードバイク・三菱JEEP・一眼レフ・猫・焼肉。毎日焼肉でも喜びます。

タカマツミキInstagram

 

 

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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