黒部市立図書館スタッフ　辻 真美さんが選んだ今月のオススメ絵本！！
「ぞうの金メダル」　作：斉藤 洋
絵：高畠 那生　（偕成社）
＜内容＞
ぞうがオリンピックで大活躍？！
重量挙げ、円盤投げ、野球、サッカー、水泳、マラソン・・・。
いったいいくつ金メダルをとるのかな？

＜絵本についてのコメント＞
秋といえば、「食欲の秋」「読書の秋」いろいろありますが、運動会シーズンということで、今回は「スポーツの秋」にまつわるお話です。
さてこのお話の主役は「ゾウ」。果敢に「1番」を目指し、奮闘します。
しかも、出場するのは「オリンピック」！！
そして種目は一つと限らず、重量上げに、円盤投げに、バレーボールやサッカーまでも。
その勢いのよさが、ユーモラスに描かれていて、こんなオリンピック観てみたい！と思ってしまいます。
かなわない相手がいたら「観戦」にまわるなど、「1番」になることが全てではないけれど、チャレンジしてみたら意外とやれるかも！とスポーツの秋に前向きになれる楽しいお話です。

黒部市在住のはるママさんが選んだオススメ絵本♪
「あっぷっぷ」 　作：中川ひろたか　絵：村上康成　（ひかりのくに）
＜内容＞
「にらめっこしましょ　あっぷっぷ！！」ママも赤ちゃんも思わずぷははは。
大きな判型でとっても迫力があります。
シンプルで洗練された構成と絵で個々に楽しめる売れっ子コンビの赤ちゃん絵本です。

＜絵本についてのコメント＞
「♪だるまさん だるまさん にらめっこしましょ♪」とおなじみのリズムで色々な動物やおかあさんとにらめっこする絵本です。
1歳の息子は、動物たちのおもしろい顔を見て、ケタケタと大爆笑。
私も真似してみたり・・・。
親子で楽しく遊べる、そして笑顔になれる1冊です！

魚津市在住のノンさんママさんが選んだオススメ絵本♪
「おこだでませんように」 　作：くすのき しげのり　　絵：石井 聖岳　（小学館）
＜内容＞
怒られてばかりいる子の心の中を描いた絵本。
「ぼくは、いつでもおこられる。家でも学校でも…。休み時間に、友だちがなかまはずれにするからなぐったら、先生にしかられた」
いつも誤解されて損ばかりしている少年が、七夕さまの短冊に書いた願いごとは…？

＜絵本についてのコメント＞
娘も大好きなこの絵本！
子どもの好奇心だったり、良心でやったことが、大人（親や先生）にとっては都合の悪いことだったりして叱られる「ぼく」。
小学校に入って習ったひらがなで短冊に精一杯書いた「おこだでませんように（おこられませんように）」。
私も自分の都合で子どもを叱ってないかなと考えさせられます。
2歳の娘も、なぜかこの本が好きで、よく読んでやります。
大人の私の心にも響く素敵な絵本です。

黒部市在住のヤングドーナツさんが選んだオススメ絵本♪
「くっついた」 　作・絵：三浦 太郎　（こぐま社）
＜内容＞
ページをめくると…、くっついた！
そのくり返しが楽しい赤ちゃん絵本です。
最後は、赤ちゃんのほっぺをはさんで、お父さんもお母さんもいっしょに、くっついた！
赤ちゃんのまわりにいる大人まで、ニッコリ笑顔になる絵本です。

＜絵本についてのコメント＞
お母さんが登場する絵本はよくあるけど、この絵本はお父さんも登場するのが素敵なところ！！
絵本にあわせて両方から2人で息子にくっつくと、笑顔も倍増です。
とっても真剣に、時には全身で喜びを表現しながらみてくれています。