前名寺天満宮には日月天神軸なる貴重な掛軸が奉られている。
菅原道真公の嫡子が父君と別れるに当り御姿 を画かれたのであるが、父君はその情を哀れみ、自ら筆をとり、お姿の上に日月と常に寵愛されていた梅松を画かれ、「日月は天地の父母なり、梅は寒苦を経て清香を発し、松は千年を経て尚、 志節道義を失わず」と諭され、道真公は別れを惜しんで大宰府に立たれた。
現在天神様の絵に梅松を画くのも、この謂れからである。この掛軸は現在北陸銀行の貸し金庫に・・・。今年１０月３日に御開帳の予定です。
通常は６０年に１回のご開帳であったため、地元の人もあまり知りませんでした。

１ｍのパイプを突き刺すと写真のように名水が湧き出てきます。（前名寺の庭にある池）
生地で１番浅い水脈です。
隣接する田村家の庭にも同じ湧水があります。
夏でもこの庭は涼しく、隠れた名所です。
自由に拝見できますが、19時以降はご遠慮ください。