キトキトかぁちゃん、西へ東へ
今回の「キトキトかぁちゃん、西へ東へ」は、趣向を変えて遠足に行ってきました!
「たまには、女2人でどこかに行こっか!」ということで、ママ友のタイコさんと一緒に久しぶりの女2人旅。
といっても日帰り旅行です。
行き先は、黒部市街地から車で約30分の富山県随一の温泉地「宇奈月温泉」。
黒部峡谷鉄道の
トロッコ電車にも乗ってきました。
宇奈月温泉に到着
朝8時30分、宇奈月温泉に到着!
今日は快晴。
そして私は久しぶりの有給休暇。
家に帰れば二児の母だけど、今日一日は独身気分。
タイコさんと一緒に、トロッコ電車に乗って温泉に入っておいしいものを食べて、この貴重な一日を思いっきりエンジョイするつもりです。
さあ、出発!
富山地方鉄道「宇奈月温泉駅」
駅前にある温泉噴水
黒部峡谷鉄道「宇奈月駅」
「黒部峡谷鉄道宇奈月駅」
すでに乗車客で込み始めた駅構内
トロッコ電車に乗車するため、黒部峡谷鉄道「宇奈月駅」に行きました。
かぁちゃんの母によると、かぁちゃんが1歳か2歳くらいの時にトロッコ電車に乗ったことがあるらしいのですが、当然記憶にありません。
また
「いつも県外の観光客の人たちでごった返しているし、近いしいつでも行けるからやめておこう。また今度ね」と、気になりつつも行けずじまいだったので、「今回はその
今度にしよう!」と決心して乗り込みました。
トロッコ電車は、普通客車(オープン型)、特別客車(窓付)・リラックス客車(窓付)・パノラマ客車(窓付)から選ぶことができます。
トロッコの醍醐味「オープン型客車」を選びました
いろいろと親切に教えてくださった黒部峡谷鉄道の成川さん。
ありがとうございました。
しゅっぱ~つ!
窓なしのオープン客車に乗り込んで、
黒部奥山へいざ出発!
ガタンゴトン、ガタンゴトン!
心地よい音を響かせながら、トロッコ電車は「新山彦橋」を渡ります。
タイコさん:「あっ、サル!」
かぁちゃん:「どこどこ?」
向けたカメラもむなしく、サルはあっという間に緑の中へと消えていきました。
黒部峡谷のサルは、いわゆる観光地のサルとは違い野生そのものなので、滅多に人に近寄ることはありません。
客車は平日にもかかわらず満員。
黒部奥山への旅に期待が高まり、車内はソワソワした雰囲気。
「わぁ~!」
新山彦橋(しんやまびこばし)からの眺めに、思わず歓声があがります。
やまびこ遊歩道へと続く「山彦橋」(やまびこばし)
宇奈月湖にかかる「湖面橋」(こめんきょう)
ヨーロッパの古城を模して作られた「新柳河原発電所」(しんやながわらはつでんしょ)
峡谷を渡る猿のために作られた「猿専用吊り橋」
赤い頭巾をかぶった「仏石」(ほとけいし)
仏石谷と黒部川の出合付近の岩場に立つ「仏石」。
石仏に似た天然の岩です。
その昔、入山者が安全を祈願していたと伝えられています。
太刀打ちできない大自然を前にして、何かにすがりたい、拝みたいという気持ちがうかがいしれる石仏です。
手を振り返していただきました
「ご苦労様です!」
トロッコ沿線で作業をする方々をすれ違いました。
沿線には「安全第一」と書かれた看板がいくつもあり、真剣に作業をされている何人もの方々が目に入りました。
こうして、慎重に丁寧に仕事をしてくれる多くの人たちによって、「人を寄せ付けない魔境」と恐れられた黒部奥山への旅ができるのだなぁ、としみじみと思いました。
うなりをあげて流れるエメラルドグリーンの黒部川。
むき出しの岩と、深い緑。
日本一深いV字峡の核心部を縫うように走るトロッコ電車。
トンネルを抜けるたびに、思わず息を飲むような光景が次々と広がります。
トロッコ電車が出発して頭に浮かんだのは本物という言葉。
遊園地に行けば、いろんな乗り物があって一日中楽しく遊べます。
でも、こんな近寄りがたい大自然の中を走る電車は、世界にもそうはありません。
電車が動き出す直前の期待感と緊張感。
谷から吹き上がる爽やかな風や、トンネル内のひんやりとした独特の空気は、どんな素晴らしい遊園地だって真似できません。
黒部峡谷の素晴らしさは、黒部峡谷でしか味わえません。
さて、かぁちゃんたちの旅はまだ始まったばかり。
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